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●ボランティアグループの力を合わせて宮城県の未来をつくろう
アナ・ミヤレス
もうすでに、この宮城県にはボランティアが成功する土壌があると思います。タイムダラーが成功する土壌があると、私は今日ここにきて感じております。その1つが、先程の知事の話によりますと、かなりボランティアに興味を示していただいて、支援をしようというお考えがおありになり、財政的にもたぶん支援をしてくださるだろうし、マネージメントの大切さもとても理解をしていらっしゃる、そういった知事であるということは大切な土壌の1つだと思います。
それともう1つ、今パネリストの方のお話をうかがっておりまして、すでにいろいろなボランティアのグループがこの地にあるということを知りました。そういうボランティアグループが、もっともっと自分たちの活動をお互いに交換し合ったり、タイムダラーのシステムを通じてっなぎあえるように一緒に活動をしてほしいと思います。その場合に創造力を豊かに使い、フレキシブルにシンブルに対応することが大切だと思います。それが自分たちの活動をよりアクティブにできることですし、自分自身の活動を運動体としてより大きな力にできることだと思います。今ある社会をもう一度デザインし直す(リデザインする)ためにも、一緒になってボランティアをすることは大切だと思います。「百聞は一見にしかず」という日本の諺がありますが、皆様、今お手元に資料をお持ちだと思いますが、この中の30ぺージにNPOの視察旅行のご案内というのがあります。もうすぐですが、11月6日、アメリカのワシントン市内とタイムダラーの事務所を視察予定になっています。私は普段はマイアミで活動をしていますが、この日は皆さんにお会いするためにワシントンに行きます。実際にどのようなボランティア活動ができるかという力強さも見ることができますので、ぜひご参加ください。
そしてタイムダラーのアイディア・コンセプトを、どうぞ皆さんのなかに取り入れてください。みんなで一緒にダンスをするように、パートナーとして新しい21世紀に向かって進んでいきましょう。愛と調和がとても大切だと思います。
いろいろなグループが「なぜ」という問題ばかりについて話しますが、もう考えるのはやめて、「Whynot?」とにかくやってみましょう。行動に移してほしいと思います。
最後に締めくくりとしまして、アメリカ先住民(インディアン)の言葉ですが、「私たちは生まれてきたときは1人、死ぬときも1人、ただその間何をしたかということによって地域に遺産を残すことができる」という言葉で、私のアドバイスを終わります。ありがとうございました。
田中 ありがとうございました。それでは最後に皆さんにご発言をお願いしたいのですが、千葉さんからお願いします。
●創造的ボランティアの発展のために
干葉 先ほど私は行政や社協のいろいろな期待も含めて要望をお話ししましたが、小牛田

 

 

 

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